社交飲食店で許可を取ったガールズバーなどは警察からの電話(告知)を以て許可取得となり、営業開始できます 行政書士葛飾江戸川総合法務事務所

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社交飲食店で許可を取ったガールズバーなどは警察からの電話(告知)を以て許可取得となり、営業開始できます 行政書士葛飾江戸川総合法務事務所

2023/06/19

2023年7月8日最終更新

お世話になっております。
行政書士葛飾江戸川総合法務事務所の糠信(ぬかのぶ)です。
本日は、
ガールズバーなど、深酒でなく社交飲食店の許可申請の営業開始は警察署からの告知があった時からで大丈夫であること
について紹介していきます。

え…?
ガールズバーなど、深夜酒類提供飲食店の届出でなく社交飲食店の許可申請をした場合の営業開始は許可証受け取り後ではない…、ということでしょうか…?

そうなんです。
ガールズバーやラウンジなどで社交飲食店の許可申請をされた場合は、もちろん許可証を受け取った後に営業をするのが望ましいですが、警察署からの電話があったときからで大丈夫です。

えっと…。
電話って具体的にどんな感じの電話がかかってくるのでしょうか…?

そうですね。
警察署からの電話がどんな感じの電話なのか気になりますよね。
内容は…、

「あなたのお店の許可証が発行されました。
番号のメモの準備はよろしいでしょうか…?
番号は○○です。
この電話を以て『告知』とさせていただきます。
許可証はできるだけ早めに受け取りに来て下さい。」

みたいな感じです。

なるほど…。
そうなんですね…。
告知を以て社交飲食店の許可申請をした場合のガールズバーは営業開始…か。

これは、
・許可証受け取りよりもまずはお店のオープンの重視されたい方
・許可証を受け取りに行くと、オープン日となる、その日の開店時間が遅れるほど警察署が遠方にある、または交通の便が不便である
場合に嬉しい
ですね。
だって、許可証は翌日の午前中とかに受け取りに行けばよいのですから。

そうなんですよ。

ただ、1点だけ注意点があります。
警察署からの電話で伝えられた許可番号はきちんとメモしてください。
メモしないとお店のオープンに気を取られ、忘れます…。

もし…、許可証を受け取る前に何らかの理由で警察官が立ち寄り、
「お店の許可証を見せていただけませんか…?」
と訊かれたときに番号が分からないと、
「今、許可はされて、電話で許可番号も教えていただきました。
でも…、メモし忘れて、許可番号も忘れてしまいました…。
で、許可証まだ受け取っていないんです。
でも、もう○○警察署で発行されています。」
と言い訳っぽい説明をすることになり、警察官の心証を悪くします…。

当然、夜お店を営業しているのですから、その時間、警察署の通常窓口は閉まっていて、ほとんどの職員はいません…。
夜でも警察署に当直の職員はいますが、担当者不在で確認がとれない可能性が高いです

そうですね…。
面倒くさがってメモしないと、万が一のときに大変ですよね。

お店がオープンしたばかりなのに、警察官の立ち寄りだけでなく、
お客様からも、
「このお店、許可証がない…。
無許可営業している悪いお店なんじゃないだろうか…?」
と不安がら
れますし、

近くにライバル店があれば、
「許可証がないから、警察署に連絡して摘発してもらおう。」
と要らぬトラブルを招く可能性
もありますよね…。

まさに仰る通りです!

告知された番号はメモし、許可証を受け取るまで、
「本店は○年○月○日に○○警察署より許可証を発行されています。
許可番号は○○です。
お店のオープンを優先させたために、許可証は後日受け取りとなっていますが、○日に受け取りに行ってきます。」
と店内の入り口あたりに許可証がない経緯を掲示しておくと、皆様も安心してお店を利用できる
と思います。

そうですね!
お店に事情を掲示しておけば、
「このお店はしっかりしているお店だ。」
と印象づける
こともでき、皆様も安心できますよね。
このように適性な店舗経営をしていけるといいですね。

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