住民票の除票や戸籍の附票って何? 葛飾区担当の行政書士より

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住民票の除票や戸籍の附票って何? 葛飾区担当の行政書士より

2020/08/24

住民票の除票や戸籍の附票って何?

冒頭

 

恐れ入ります。

行政書士の糠信 一善(ぬかのぶ かずよし)です。

 

住民票の除票や戸籍の附票とは何でしょう?

普段請求することのない、なじみのない書類なのでわかりにくいかと思います。

今回は、そんな住民票の除票や戸籍の附票についてお伝えしていきます。

住民票の除票って何

 

まず、住民票の除票について説明いたします。

住民票の除票とは、今まで住民登録していた市区町村から、他の市区町村へ引っ越したり、死亡したときに、

転出届

死亡届

が市区町村に提出されることにより、住民登録が抹消されます。

 

その抹消された住民票を住民票の除票といいます

Q 住民票の除票はどこで取得できるの?

A 住民票の除票は、元の住所地(引っ越しの場合)、死亡時の住所地(死亡の場合)のある市区町村で請求・取得できます。

 

 

Q いつまで住民票の除票は請求できるの?

A 除票になってから5年までは請求できますが、5年経ちますと、廃棄処分され、請求できなくなります。

 したがって、5年以上相続手続きをせずに放置されていた案件については、住民票の除票が発行されないので、相続人の本籍地を知る手段が減り、手続きが難しくなる可能性があります。

 

Q 10年経って相続手続きをし、不動産の名義変更をしたいが、住民票の除票が出せない場合はどうするの?

A 住民票の除票が出せない場合は、戸籍の附票で被相続人の住所を確認できる場合があります。

 戸籍の附票を法務局に提出しましょう。

戸籍の附票って何

 

戸籍の附票とは、住民票の氏名等の情報を戸籍の氏名等の情報と一致させるため、住民票と戸籍を連携させるものです。

また、戸籍の附票には、これまでの住所の履歴が記載されています。

Q 戸籍の附票はなくなるものなの?

A 戸籍の附票は、住民基本台帳法第16条に基づき、戸籍を単位に作成されるため、戸籍がある限り、戸籍の附票も存在します。

そして、戸籍に記載されている者全員が死亡した場合には、戸籍が消除され、戸籍の附票も消除されます。

 

Q 消除された戸籍の附票はいつまで請求できるの?

A 消除された戸籍の附票(戸籍の附票の除票)の保存期間は、住民基本台帳法に基づくものであるため、住民票の除票と同様、住民基本台帳法施行令第34条において、5年とされています。 

戸籍の附票でわかること

 

戸籍の附票から、音信不通になり、現住所のわからなくなった親族の住所などが分かるときがあります。

 

戸籍の附票には、新しい転出先の住所も記載されているのです。

 

【 名 】  糠信 一善

【住所】   東京都葛飾区東水元〇-〇-〇

【住定日】  平成25年4月1日

【住所】   東京都葛飾区東水元4-11-40

【住定日】  令和元年8月1日

まとめ

 

今回は住民票の除票と戸籍の附票について紹介させていただきました。

どちらも普段の生活であまり馴染みのないものであり、どのような時にどのように利用するのかわからないと思います。

ここで見たことをこれからもずっと覚えていることは難しいと存じますので、また必要な時には是非ご覧になっていただけたら、と存じます。

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