戸籍謄本の取得方法　行政書士葛飾江戸川総合法務事務所

恐れ入ります。

行政書士葛飾江戸川総合法務事務所の糠信　一善（ぬかのぶ　かずよし）です。

今回は、葛飾区を例に、
戸籍謄本の取得方法
について紹介いたします。

どこでこれらを取得するのか、注意すべきことは何か、ということをお伝えいたします。

そうですね…。
戸籍謄本って住民票と違ってそんなに取得する機会も多くないと思います。
となると…、うっかり忘れてしまいそうですが…、やっぱり戸籍謄本の取得は葛飾区ですと、葛飾区役所でしょうか…？

それは…そうですね。
本籍地が葛飾区だった場合ですけど…。
これについては後述しますね。

本籍地が葛飾区でしたら葛飾区役所で戸籍謄本を取得できますね。
でも、遠方だと大変ですので、区民事務所と区民サービスコーナーでの戸籍謄本の取得もよろしいかと思います。

こちらは葛飾区役所のホームページのスクリーンショットですね。
葛飾区役所以外でも９つの施設があり、戸籍謄本の取得ができるんですね。

下の画像は区民事務所と区民サービスコーナーの業務内容です。
青い枠のところをご覧ください。
戸籍の証明書
と記載されていますね。

前述のとおり、葛飾区の９つの区民事務所と区民サービスコーナーのでも戸籍謄本を取得することができます。

確かに…。
このスクリーンショットは取扱い業務の内容だね。
青い枠の中に、
戸籍の証明書
と書いてあるので戸籍謄本も取得できるってことだね。

そうですよね。
第三者でも戸籍謄本が取得できないのか気になりますね。
第三者でも本人自署の委任状があれば、戸籍謄本を取得可能です。

下に葛飾区役所のホームページのスクリーンショットを載せますね。
こちらにも代理請求には委任状が必要であることが掲載されています。

戸籍法第10条に戸籍謄本を取得できる方は掲載されていても、家族とかでない第三者の方でも委任状があれば戸籍謄本を取得できるのですね。

おっしゃる通りです。
ただ…、第三者取得の場合は取得の理由が制限されています。
それは戸籍法第10条の2に記載されています。

第十条の二　前条第一項に規定する者以外の者は、次の各号に掲げる場合に限り、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求をする者は、それぞれ当該各号に定める事項を明らかにしてこれをしなければならない。

一　自己の権利を行使し、又は自己の義務を履行するために戸籍の記載事項を確認する必要がある場合

二　国又は地方公共団体の機関に提出する必要がある場合

三　前二号に掲げる場合のほか、戸籍の記載事項を利用する正当な理由がある場合

え…？
第三者の方が戸籍謄本を取得する場合は、理由が制限されているのですね…。
知りませんでした…。

なお、下のボタンが葛飾区の戸籍謄本の取得時の委任状の書式になります。

お、本当だ。
上のボタンを押すと、葛飾区の戸籍謄本の取得に必要な委任状のページが表示されるね。
ここからダウンロードもできるんだね。

後述するといった内容についてです。
戸籍謄本を取得できる役場ですが、
本籍地のある市区町村
になります。

住民票は、
住所地のある市区町村
になります。

間違えやすいので、気を付けましょう。

ということは…、本籍地が葛飾区役所にない場合は、葛飾区内の役所では戸籍謄本は取得できないってことでしょうか…？

そうですね。
おっしゃる通りです。

例えば、住所が葛飾区内でも、本籍地が足立区内であれば、足立区役所や区民事務所で戸籍謄本を取得することになります。
本籍地は住民票で調べることができます。
詳細は下のボタンを押してください。

ところで…、葛飾区で戸籍謄本を取得する場合、どのような様式なんでしょう…？
窓口でいきなり見てもどう書いていいかわからなかったりするかもしれないので、事前に確認したいですね。

お気持ちごもっともだと思います。
申請書は個人用と法人用があります。
葛飾区のホームページの公開しているリンクをこちらにも掲載いたしましたので、下のボタンから葛飾区役所のホームページへ行け（外部リンク）、ダウンロードできます。

窓口での大体の待ち時間ってどれくらいなんだろうね…。
あまり待ちたくないけど、順番だから待たないわけにもいかないし…。

余談ですが、相続手続きの場合は相続人全員の戸籍謄本が必要です。
そして、被相続人だけは出生まで戸籍をさかのぼる必要がありますのでご注意ください。